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くもばらさぼうかんれんしせつぐん雲原砂防関連施設群
- 【所在地】
620-0221 京都府福知山市雲原 - 【アクセス】
舞鶴若狭自動車道福知山ICより車で40分 - 【概要】
福知山市北部の山間部に位置する、砂防計画の先駆けといえる施設です。複数の流域(総延長約12km)にわたって堰堤11基、床固工157基、流路工41基が構造的連続性を持って配置され、一体的な機能を有する砂防施設が造られています。
建築当時、この地域では、度重なる水害により農地の荒廃が進んでいました。 とりわけ昭和9年の室戸台風による被害は大きく、抜本的な治水工事と、土砂災害に対する安全性の確保のため徹底的な砂防工事が進められ、農地改良・排水路改修・林地改修・集団耕地造成・農家移転を組み合わせた総合的な地域整備事業が行われました。その結果、水害抑制だけでなく、耕作地の拡大など農業振興にも大きく寄与し、昭和10年代の日本の農村復興の様相を具体的に示す歴史的な価値のあるものとして、平成18年に砂防施設として初めて国の登録記念物に登録されました。 - 【撮影実績】